» Case4 リタイア後の事業継続をM&Aで解決

「万が一を考えるなら、経営方針や技術まで承継できる企業を探してみる」

中小企業では代表者がすなわち企業そのものと言える場合がほとんどでしょう。
それが個性となり、業績を支えているのです。
しかしながら代表者の健康問題が見つかった場合、どうすれば良いのでしょうか。

都内のある和菓子店のケースをご紹介します。
創業から30年以上になる和菓子店で、評判も上々だったので、現在では2店舗を経営していました。
代表者は和菓子職人です。和菓子造りは主に代表者が行なっていました。
創業から30年ですので、代表者も高齢です。
そろそろ引き継いでもらうことを考えねばと思っていた矢先に、病気が見つかりました。
代表者ひとりで経営していくには限界だと感じ、引退を考えましたが、子供は既に他の企業で活躍しています。
職人に事業承継させようかとも考えましたが、和菓子を作る技術はあっても、経営者としての資質に疑問が残りました。
そうなると誰に引き継いでもらえば良いのか分からないながらも、とりあえず自分の和菓子造りを従業員に伝えるべく、技術を教え始めました。
その一方で、事業承継を検討されました。
経営方針や従業員に対する考え方をある和食レストランチェーン店に打診すると、その経営方針に感動され、事業承継はスムーズに進みました。
現在でも和菓子店の看板は以前のまま営業しており、元代表者も定期的に技術を教えに来ているとのことです。

このように、技術を伴う事業を展開している企業の代表者に健康不安が見つかった場合は、一刻も早く技術を承継できるようにしなくてはいけません。それは技術を習得するまでに時間がかかるからです。
そして、このような技術を有する企業の場合、その技術に価値を見いだす買い手企業は多数あります。

技術を持った代表者に健康不安があり、なおかつ後継者がいない場合でも、M&Aなら代表者の技術も含めて承継することができるのです。