» Case3 創業者利益の確保をM&Aで実現

「事業を存続発展させ、従業員を守り、尚且つ創業者利益を手にできるのがM&A」

長年事業に心血を注ぎ、今の規模にまで会社を成長させてきた創業者は、それなりの報酬を受け取る権利があるはずです。
しかしながら、会社の代表の地位に就きながら創業者としての利益を得るには給与や賞与などの報酬でしかなく、今までの働きに対する利益とは言い難いものがあります。

ある食品製造機械メーカーの例を紹介します。
この会社は国内の食品メーカーの食品製造機械を専門に作っており、業界内の中堅に位置する会社でした。
創業者は技術畑出身で、メーカーからの細かい要望にも的確に応えることができため、創業から短期間で現在の地位を獲得しました。
しかしながら創業者には以前から夢がありました。
それは広大な土地で牧場を経営しながら農作物を作り、自給自足の生活をするというものでした。
この夢は高齢になってからでは実現させることはできませんし、牧場を手に入れるにもそれなりの費用が必要です。
なんとか早い時期に事業から手を引き、夢を実現させたいと考えていましたが、共に働いてくれている従業員の生活も守らねばなりません。
自分の夢を形にすることは、従業員を裏切ることにもなると半ば諦めかけていた時にM&Aのことを知りました。
これなら事業は継続され、従業員の雇用も守ることができます。

買い手企業は同業者で、事業分野の拡大を考えていた会社でした。
もちろん従業員の雇用はそのまま守られました。
また金融機関からの借入もありましたが、全て買い手企業が引き継ぎました。
そして、創業者利益も受け取り、現在では念願だった牧場をご家族で経営されています。

この例は、早い時期に現役から引退するアーリーリタイアの例ですが、このような場合でなくても、創業者が高齢で事業承継するケースでも創業者利益を受け取ることができます。

M&Aで会社を譲渡して創業者利益を受け取れば、引退後は悠々自適の生活を送ることができます。
現在の事業を引き継いでもらえ、従業員の雇用も守りながら、創業者利益を受け取るための唯一の手段がM&Aなのです。

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