» Case6 シリアルアントレプレナーとして動きたいためM&Aを活用

「やり方次第では投資額の拡大とリスク回避もできる」

自身で興したベンチャー事業を売却し、次々と事業を立ち上げては成功させた後、事業の半分を、もしくは全てを売却することを繰り返すシリアルアントレプレナーが日本でも増えてきています。
このような人々は短期間で成長するベンチャー企業の空気を楽しみ、いくら企業を成長させ、売却できても、まだまだ成功とは思っていない人がほとんどです。

有名なところでは、現在の「したらば掲示板」運営のために会社を設立し、「したらば掲示板」が軌道に乗った時点で約1億円で株式会社ライブドアに売却。Howtoサイト「nanapi」運営のために新会社を設立して、その後KDDIに売却するなど、これらは全て同じ経営者が会社を設立し、売却しています。
他にも、街コン事業を展開する会社を立ち上げ、10ヶ月後にmixiに売却。その後すぐにワンコインでランチが食べられる会社を設立しているケースもあります。

これらの経営者は数多くいるシリアルアントレプレナーの中の一握りであり、他にも多くのシリアルアントレプレナーがいます。
彼らは例え事業が失敗し、倒産することになっても、その失敗から得たもので次の事業に取り組んでいくと明言しています。

このようなシリアルアントレプレナー、もしくはシリアルアントレプレナー的に活動していきたいと考えるのであれば、M&Aは必須となります。
もちろん、完全に会社を売却するのではなく、会社が展開している事業の一部分を売却することで資金を得て、全くの別事業もしくは別会社を設立することも可能です。
シリアルアントレプレナーの中には、会社を立ち上げて事業を軌道に乗せてから大手企業に売却し、その傘下で新規事業を興している人もいます。
これは、今までの事業とは違って億単位の投資が必要であり、親会社は経験も豊富なため、失敗の確率も少ないと考えたからです。
つまり大きな投資の必要性と、リスク回避とを同時に実現しているわけです。

シリアルアントレプレナーの生き方には、積極的なM&A戦略が必須であることが分かります。
M&Aは、もはや企業の成長にとってなくてはならない存在であることがお分かりいただけるはずです。