» Case4 時間のかかる許認可、不可能な特許の取得をM&Aで解決

「許認可や特許を持つ企業を買収すれば、ブランド力や顧客も含めて獲得できる」

企業が新規事業に取り組む際、その事業の展開にはどうしても許認可や特許が不可欠な場合があります。
一般的に特許は特定の組織などが保有しており、使用するためには保有者の許可が必要になる場合がほとんどです。また許認可は申請してから取得までに相当な時間がかかります。
この取得および使用に際して大変な許認可や特許がなければ事業運営に大きな障害となり支障をきたすため、最悪のケースでは事業そのものを諦めざるを得ない場合もあります。
では、もっと別の方法で許認可や特許などを取得することはできないのでしょうか。

ソフトバンクの有名な例を紹介します。
ソフトバンクは、現在ではドコモ、auと並ぶ、携帯電話事業者としての地位を確立していますが、その始まりは2006年4月に携帯電話事業会社のボーダフォンを買収したことからです。

本来、携帯電話事業に新規参入するためには政府の許可が必要です。
その許可を取得するためには相当な時間と労力、そして金銭などが膨大にかかります。
また許可が下りたとしても、携帯電話事業者としてのブランド価値が低ければ、利用者の購入には至りません。
様々な付加価値や特別感を作り上げていかなくてはなりません。
同時に、最先端技術を導入するための時間も必要になってきます。
ソフトバンクは通信事業免許だけでなく、ボーダフォンが保有していた顧客、IPポートフォリオなどをM&Aによってまとめて獲得することができました。

この中でも特筆すべきは通信事業免許です。
こればかりはソフトバンクがどう努力しても短期間に取得することはできません。
すなわちこのケースでは、ソフトバンクは時間をM&Aで買ったと言えます。
このように許認可や特許などは、自社の努力だけではどうしようもできない要素が多く、事業展開にこれらが必要な場合にはM&Aを活用して、必要な許認可や特許などを保有している企業を買収すれば、許認可までの時間短縮や特許の使用が可能になります。
また、これらを保有している企業のブランドイメージや技術力、顧客なども合わせて獲得することができるのです。

事業拡大に許認可や特許が必要な場合には、まずM&Aを考えてみるべきではないでしょうか。