ビジライフ「経営者のリタイアメント後の生き方」と題しまして、第1回は経営の第一線を退いた後の過ごし方について、海外でのロングステイという選択肢を紹介いたしました。(第一回はこちら)
第2回となる今回は、観光地としても人気の「ハワイ」について、ロングステイという視点から紹介いたします。
老後に移住したい街ランキング1位!
不動産情報サイト「オウチーノ」のオウチーノ総研が、首都圏在住の20~59歳男女833名を対象に行った「『老後』に関するイメージ調査」によると、海外移住を考えている人に対し老後に移住したい街を聞いたところ、突出して多くの人が回答したのが「ハワイ」でした。海外旅行先としても人気のハワイですが、一度旅行してはまったという方も多いようです。
出典:http://www.o-uccino.jp/article/archive/trend/20150325-souken/
人気の理由
①温暖な気候
ハワイは四季がなく、1年を通して温暖で過ごしやすい気候です。10月~3月は雨季ですが、雨の日が続くというわけではなく、1日のうち時々降るという程度です。また、6月~9月の真夏は連日30℃を超える日が続きますが、日本と比較して湿気が少なく、「爽やかな暑さ」です。
出典:http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/infomation/kion/usa_honolulu.htm
②美しい景色
なんといってもハワイの魅力は美しい景色です。コバルトブルーの海、白い砂浜、どこまでも続く青い空に心から癒されるでしょう。
③日本人が暮らしやすい
ワイキキ周辺の商業施設やホテルでは日本語が通じる場合が多いです。日本食の飲食店や日本の食料品が充実しているスーパーもあるので、生活で不便に感じることが少ないです。
日系人や親日家が多く、人種差別などを感じることはないでしょう。
④高い医療水準
ロングステイ中にケガや病気になったとしても、ご安心ください。ハワイはアメリカの中でも医療レベルが高い地域のひとつです。また、日本語が通じる病院もあるので、安心して受信できます。
ただし、医療費は非常に高額です。例えば、盲腸の手術で2泊3日の入院をした場合、195万円もかかります。日本のような健康保険制度がないので、ロングステイをする際は、保険会社への加入をおすすめいたします。
(2008年AIU調べ http://aienu.jp/relation/expense.htm)
ロングステイにかかる料金
ハワイはビザなしで3か月まで滞在ができます。では、具体的にハワイでロングステイするにはどれくらいの費用がかかるでしょうか。ワイキキで夫婦2人、3か月間そこそこの生活をした場合で試算しました。
ロングステイ期間中に日本でかかっている固定費や海外保険料など含まず計算すると、144.6万円ほどかかる計算になります。また、外食費が非常に高いので、自炊が必須になってきます。ちなみに、マレーシアで3か月ロングステイした場合は、外食中心でも100万円弱ほどです。
日本と比べて高いもの安いもの
ロングステイ費用から見ても、ハワイは物価が高いというイメージを持ってしまいますが、すべてが高いわけではありません。もちろんアメリカの中ではハワイの物価は高いですが、日本より安いものも多くあります。
【日本より高いもの】
・日本の食品
・生鮮食品・・・卵12個で$5、たまねぎ1個$1.3
・外食費・・・フードコート以外で食事をすると$10を超えます。その分、量も多いですが。。
・医療費
【日本より安いもの】
・衣類
・ガソリン代
・交通費・・・バスはどこまで乗っても$2.5です。
・国産ビール・・・1本$1.5ほどで買えます。
・コーヒー
・国産米
・ゴルフ場
まとめ
マレーシアやタイなど、他のロングステイ人気国と比較すると、一定の貯金や収入が必要となります。しかし、美しい自然に囲まれながら、ゆったりのんびりとしたハワイでの生活はとても有意義なものです。財力に余裕のある方は、ロングステイ先の候補としてハワイを検討してみてはいかがでしょうか。