ビジライフ

2017.1.30

高級スーツは合わせる革靴も重要です

【高級スーツに合う革靴】

経営者は、TPOに応じてスーツや革靴を選ぶことも多いと思います。高級なスーツを仕立てたならば、合わせる革靴もスーツに相応しいものでなければなりません。現在、多くのブランドがあり、革靴も実に多種多様なものがあります。その中から、高級なスーツに相応しい革靴について歴史も含めて記載させていただきます。
(高級スーツを選ぶための予備知識についてはこちら

【革靴の歴史】

実は革靴の歴史は詳しくわかっていません。諸説ありますが、ゲルマン民族が履いていたブーツが革靴の起源といわれています。牧畜を行っており、尚且つ寒い地域であったため、皮革が重宝されていました。また、雨が少ない、農業でも水をあまり使用しないジャガイモや小麦などの生産が中心であったことから、雨に弱いという欠点の影響を受けずに、普及してきました。イギリスに革靴が渡ったことで、歴史が大きく変わります。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、イギリスのノーザンプトンという地方で革靴が大量生産させるようになったので、革靴の聖地はイギリスノーザンプトンとなっています。

【高級スーツに相応しい革靴とは】

革靴の聖地、イギリスのノーザンプトンで製造させた革靴=丈夫というイメージが強く、多くの有名ブランドがイギリスのブランドになります。スーツと同様に軍事用としても使用さていたこともあり「質の高く丈夫なものを、長く愛用する」という文化となっています。そのため、高級スーツ同様に、丈夫で長く履ける代表的な革靴ブランドについてご紹介いたします。

JOHN LOBB(ジョン・ロブ)
ご存じの方が多いとは思いますが「世界一の革靴」と呼ばれています。創業者はジョン・ロブ氏。実は足に障がいを抱えており、障がいがある人でも歩けるような、いい靴を作りたいという志をもってスタートさせたブランドです。しかし、時代の流れで経営難に陥ります。それを救ったのが、フランスブランドの「エルメス」です。そのため、ジョン・ロブの靴はイギリスの頑丈なつくりと、フランスの繊細なデザインの両方が埋め込まれているブランドともいわれています。

EDWARD GREEN(エドワード・グリーン)
ジョン・ロブと並んで、高級なスーツに相応しい革靴です。こちらはジョン・ロブと違い、100%イギリスでの製造を行っているブランドになります。エドワード・グリーン氏で1890年に創業したブランドです。「可能な限り上質な靴を造る」という理念のもの、ハンドメイドで造れており、1年以上にわたって、皮革を鞣した結果、購入時でも、履いた当初から柔く、履きやすい作りになっています。

Crockett&Jones(クロケット&ジョーンズ)
創業者はチャールズ・ジョーンズ氏とジェームズ・クロケット氏です。100年以上の歴史があるブランドです。クロケット&ジョーンズは主に軍事用の靴を供給したことから広まり、高い評価を得ました。しかし、このブランドだけは下請けに特化していましたが、時代とともに戦略を変え、現在のCEOジョナサン・ジョーンズ氏が就任後は、ブランド名を前面に押し出しています。また、世界中のショップから別注に対応しているブランドです。日本では大手セレクトショップが別注し、オリジナルの配色やデザインなどを行って販売しています。

上記の3ブランドはイギリスの革靴ブランドで、世界中で有名なブランドです。しかし、少しずつブランドイメージが違います。

「ジョン・ロブは丈夫で、繊細なデザインをもつブランド」
「エドワード・グリーンは100%イギリス製造に拘るブランド」
「クロケット&ジョーンズは自社以外の要望も柔軟に受け入れて製造するブランド」

高級スーツの生地と、同様の国のブランドで揃えることや、あえてイタリアの生地に合わせて、イギリス製の靴を強調することもできます。「おしゃれは足元から」といわれますが、高級なスーツを着用する際は、スーツと同様にこだわりのあるブランドを選ぶと、全体の印象は大きく変わると思います。

インクグロウ株式会社 山田健司