ビジライフ

2020.1.21

外食M&A2020予想

インクグロウの照井です。
外食業界のM&Aが2020年どのようになるかをまとめていきたいと思います。

まず、今後を考える前に、2019年の外食業界のM&Aをまとめていきたいと思います。

2019年外食業界M&A一覧
1月 SFPホールディングスがジョー・スマイルを買収
2月 クリエイト・レストランツホールディングスが銀座木屋を買収
5月 SFPホールディングスクがルークダイニングを買収
6月 ゼンショーホールディングスがTCRS Restaurantsを買収
9月 クリエイト・レストランツホールディングスがいっちょうを買収
9月 クリエイト・レストランツホールディングスがll Fornaioを買収
11月 フジオフードシステムが土山人買収
11月 JR九州が萬坊買収
11月 DDホールディングスが湘南レーベルなどを買収
12月 ハークスレイが味工房スイセンを買収
12月 安楽亭が吉野家ホールディングス傘下アークミールを買収

上記をみてみると、クリエイト・レストランツホールディングスのM&A攻勢が目立ちます。また、ゼンショーホールディングスが、
2018年に続き海外の事業をM&Aを行っています。

2020年代の外食業界M&A予想
2020年代のM&Aを3つのキーワード「海外進出」「ミドルチェーン」「同志的結合」
海外進出
2020年代の外食M&Aを考えるうえで、海外進出に対してM&Aを活用するということがもっと出てくるのではないかと思います。
特に海外M&Aに積極的な企業は、上述のゼンショーホールディングス、クリエイトレストランツホールディングスの他トリドール
ホールディングスが積極的です。トリドールホールディングスは、2025年世界6000店舗体制の実現を経営目標に掲げ、
北米で1000店舗、欧州500店舗、中南米200店舗、アジア2000店舗、日本2300店舗の体制整備を行っている。その中で、
大きな役割を担っているのがM&A戦略であります。外食産業の市場規模が減少していく(人口動態上どうしても避けられない)
中で、海外に成長を求めることは、必然であると思われます。今までは、海外M&Aについては大手企業が主でありましたが
今後は中堅外食企業にも広がってくるのではないかと思われます。

地方都市ミドルチェーン
ここ数年地方のミドルチェーン(20~50店舗くらいのチェーン)のM&Aが目立ってきています。2019年では、ジョー・スマイルや
クルークダイニングがそれにあたります。地方都市で、、地域NO1になった企業がさらに大手企業やファンドと一緒になることにより、成長
をしていくというケースであります。ここでは、後継者不足による「事業承継」のケースと若手経営者による更なる成長に向けた売却と
いうことが増えていくのではないかと思われます。特に、地方都市は、高齢化と人口減少が今後大きな課題となってくると思われます。
そのような中で、成長していくということは容易ではなく、大手企業やファンドなどと組んで事業拡大(守っていく)という選択をする
企業が増えるのではないかと思われます。逆に買収側にとっては、地方都市は、この数年の熾烈な競争を勝ち残ることが出来れば、新たな
参入者はそんなに現れる可能性が低いことからブルーオーシャン市場を手に入れることができます。

同志的結合
2019年は、カフェカンパニーとsubLimeが統合して、GYROホールディングスが誕生しました。これは、「食で未来をつくる」
という大志のもとそれぞれ同じ志をもった企業が統合した形となります。このように同じ志をもった企業同士が、一緒になり
より大きなことを実現していくということが増えてくるのではないかと思います。このような企業は、DDホールディングス
などがあります。DDホールディングスは松村社長の志と同じ志をもつ企業(ZETTONやSLDや商業藝術など)が集まり、集合体
をなしています。このようなことは、大手企業だけではなく中堅企業などにも広がってきています。直近では、カスタマーズ
ディライトの仲間にサンクチュアリが入ったのも同様であると思われます。今後このような結合は増えていくのではないかと
思います。

以上 2020年を簡単にまとめてみました。ただ、思うようにならないのもこの業界です。今年はどのようなM&Aがうまれるのか
楽しみであると同時に弊社でもより多くのお手伝いをしたいと思います。