M&A活用方法

課題 4

社外資源を活用して、成長拡大を速めたい

Case2

資金繰り改善のためにM&Aを活用

資金繰りを改善するためにM&Aは効果的な手段

何らかの事情で資金繰りが上手くいかなくなった場合、その状態から抜け出すためには、新たな借り入れを作ることでしょうが、金融機関も好材料が無ければ対応してくれない場合がほとんどです。
このような場合、どうしていけば良いのでしょう。

ある工作機器メーカーの例を紹介します。
元々は工作機器を専門に製造していた老舗のメーカーでしたが、大量製造のニーズに合わせ、一人で何台もの機器をコントロールできるシステム機器を開発していくようになりました。
そんな時、以前から付き合いのあったあるメーカーから大口注文の打診がありました。
ところが、納品期限までに時間も無かったため、大幅に設備投資をし、いつでも製造できる段階になってキャンセルになってしまいました。
見切り発車で動いたために、設備投資が全て無駄になってしまっただけでなく、これによって資金繰りが苦しくなってしまいました。
この会社は今後市場拡大が望める製品群の中でも、最先端の技術力と大きなシェアを獲得していたため、大手メーカーに資本参加を打診したところ、資本業務提携できることになりました。

数年後からは増収増益が続き、売上も今までの倍以上になりました。
これはもちろん市場が成長、拡大したこともありますが、大手メーカーと資本業務提携したことによるブランド力や信用力による部分が非常に大きく、今まで以上の安心感と評価を得られたからに他なりません。
この会社では当初、資本業務提携によって、企業体質などが変わってしまうことを心配していたようですが、相手メーカーが今までの企業理念を尊重してくれたことも背景にあるはずです。

このように、大手企業の傘下に入ることで、そのブランド力や信用力が得られるだけでなく、事業内容に対しても安心感と高い評価を得ることができるようになります。
これらが事業に好結果をもたらす場合が多くあるのです。

資金繰りが上手くいかず、その対策ばかりに追われているのでは、事業を拡大させる余裕もありません。
そんな場合には、M&Aを検討するのも一つの解決策であることを知っておいてください。

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