» Case2 売上、利益の積み上げによる成長加速をM&Aで実現

「早く軌道に乗せられるので、買収先の売上・利益をそのまま積上げることができる」

どのような業種であっても、自社で独自に新規事業を立ち上げた際には、その業態に対するノウハウや情報、人材などが不足しているため、立ち上げまでに時間がかかってしまいます。
また立ち上げてからも、顧客を獲得し、拡大させていくには時間がかかり、利益を確保できるには相当な時間がかかるのが常です。
この時間をもっと短縮できれば、早く利益を確保することができるようになるはずですが、そのような方法があるのでしょうか。

あるIT関連企業の例で説明します。
このIT関連企業は、業界の広がりとともに業務領域を拡大させており、IT業界の中でも中堅に位置しています。
IT業界ではプロジェクトに応じて派遣社員を起用することが多く、この会社でも派遣会社に人材派遣を依頼していましたが、派遣された人材のスキル不足や依頼した人数が揃えられないこともあり、常にプロジェクトの人員不足に悩まされていました。
会社そのものも好調で、新たな事業を模索していたその会社は、これほど人材が不足しているのなら、自社で派遣会社を作れば新たな事業の柱になるのではないかと考えました。
もちろんIT業界だけに限定するのではなく、広く他業種へも人材供給をしたいと考えましたが、人材派遣業を営むには認可が必要です。
人材派遣業の認可を取ることは非常に大変で、費用も時間もかかります。

そこである人材派遣会社をM&Aで買収することにしました。
もちろん認可も取ってある派遣会社で、IT業界へ派遣実績と、知名度もそなえていました。
従業員の雇用も継続したので、派遣に対する十分なノウハウもあります。
自社の社員による研修を実施することでスキルアップも可能になりました。
その結果、この人材派遣事業はIT業界の中でのポジションを確立し、M&A前よりも業績は好調で、IT事業の人材確保にもつながっているなど、シナジー効果もあり、会社の成長に大きく貢献しています。

この例のように、M&Aによる買収は事業を早い段階から軌道に乗せることができます。
またシナジー効果も早い段階から得ることができます。
つまり、買収した企業の以前の売上げや利益を積み上げて読むことができるわけです。

自社単独で一から事業を興した場合、売上げや利益をすぐに積み上げることは難しいでしょう。
M&Aを活用には、これらの効果もあることを理解しておいてください。