» Case3 他地域への進出をM&Aで効率的に実現

「他地域への進出を効率的に実施可能」

事業の対象エリアが決まっている場合、企業が成長するために最初に着手しやすいのは、新たなエリアでの事業展開でしょう。
しかしながら、今までと同じ業態で新たな地域に展開させることは、それほど容易ではありません。
例え創業してから長期間経っていて、商圏エリアでは知名度が高くても、全く新たな地域になると同様の知名度は期待できません。
ブランド力も通用しにくくなります。
それ故、開業してからすぐに地元地域と同じだけの売上げも難しくなるでしょう。
つまり、今までとは違う新たなエリアで事業を展開しても、すぐに売上げが期待しづらいということになります。
今までとは違う新しいエリアで事業を少しでも早く成長させる方法はないのでしょうか。

ある都市部の冠婚葬祭企業の例で説明します。
この会社では結婚式場と葬儀場の両方を運営しています。
結婚式場は利用者の自宅から少し離れていても、式場のイメージや規模、演出プラン、費用などで誘因することが可能ですが、葬儀場の場合は自宅から比較的近い場所が選択されることがほとんどです。
また少子化の影響もあって、結婚式場のマーケットサイズは縮小しつつありますが、葬儀場は高齢化のために葬儀件数が拡大しています。
これらのことから、今までとは違う新たなエリアに葬儀場を展開していく方針を立てました。
しかし、新たなエリアには古くからの葬儀場もあり、新規参入して利益を上げられるようになるまでには時間が相当掛かります。

そこで地元の葬祭企業を買収することにしました。
地元での知名度を活用し、施設をリニューアルしたことで、今まで以上の顧客獲得ができています。
また、この葬祭事業を足掛かりに、今後は結婚式場を展開していくことを考えているそうです。

このように、商圏エリアが定まっている場合、新たなエリアで事業を展開するには、今までの知名度やブランド力がそれほど期待できないため、対象エリアでM&Aを実施することが非常に効果的で、早い段階で収益を上げることができます。

新エリアでの事業を少しでも早く軌道に乗せ、会社の成長につないでいくために、M&Aは有効な方法です。