» Case6 M&Aによる事業規模拡大で利益率向上を実現

「買収で事業規模を大きくすると購買力も上がり、全体としての利益率改善が見込める」

企業が自身の成長のために事業規模を大きくする、例えば店舗数などを増やしていく場合には、総売上げやブランド力、認知度などのアップを狙って行ないますが、それ以外にも大きなメリットがあります。
それが利益率の改善です。

事業規模そのものが大きくなれば、何かを購買するにしても数量が大きくなります。
すると値引き額も大きくなるため、原価を抑えることができます。
これによって利益率は改善されることになります。

例えばレストランチェーンなどの場合であれば、一店舗だけの食材の購買では量もそれほど大量ではありません。
しかしそれが100店舗もしくは200店舗と増えていくと、比較にならないほど大量の食材を購買することになるため、単価は安くなっていきます。
これは食材だけを考えた場合ですが、その他の物、例えば食器なども大量購買すれば単価は安くなります。
これによって利益率を改善させることができます。

ですが、この効果のためには事業規模を素早く拡大させなくてはなりません。
拡大に時間がかかると、その間の利益率改善は見込めないからです。
また独力だけでひとつづつ事業規模を広げていくのは効率的でなく、時間も経営資源も必要になります。
M&Aを活用して一気に事業規模を拡大すれば、利益率の改善も速やかに行なうことができます。

ある飲食チェーン店は、もともとは20店舗だけでしたが、M&Aを活用して35店舗に拡大することにより、利益率は大幅に改善されました。
もちろん利益率だけでなく、店舗数が増えたことにで周辺への認知度も上がり、ブランド力も強化されました。
すると従業員の意識は自然に高まり、サービスが徹底されるようにもなりました。
もちろん集客力も以前より上がり、一店舗あたりの売上げ額もアップしています。
この結果を受け、飲食チェーン店は更なる拡大のために、次のM&Aに向けて動き出しているそうです。
すなわち、事業拡大のためのM&Aが企業の成長を加速させたケースです。

事業規模を大きくして利益率を改善すること、そして更にこれによって会社を成長させたいとお考えであれば、M&Aは考慮しておくべき有効な手法ではないでしょうか。