弁護士・公認会計士・社労士・M&AプロフェッショナルなどM&Aに携わるプロたちが、専門家視点で解説(コメンテリー)。
2016年5月、大戸屋のお家騒動が発覚しました。2015年7月に創業者の三森久実氏が急逝し、社長を引き継いだ窪田氏が新役員人事案を提案したことに対し、創業家がそれを真っ向から否定し、株主の議決権を巡る争いが生じたのです。このようなお家騒動は何故起こるのでしょうか。また、その顛末について説明します。
2016年10月、ある会社株式のTOB(公開買い付け)が発表されました。不動産情報サイトを運営するオウチーノ(証券コード:6084)が、クックパッドの前社長穐田誉輝氏が同社の株式のTOBを表明し、同社がその買い付けに応じました。このTOBの理由は何か、今後どの様に進展していくのか、そもそも、TOBとは何か。一見難しく、
2016年11月末、回転寿司大手の元気寿司株式会社は、シンガポールのフランチャイジーを子会社化することを決定しました。元気寿司は海外事業分野では主に米国に進出をしていますが、今回は現地のビジネスを直営で運営していくことでブランド価値向上を狙う見通しです。 日本の誇る食文化である「和食」は、2013年10月にユネスコの無
平成28年9月、驚くべき内容のM&Aが発表されました。それは、コンビニ大手のファミリーマートと、「サークルK」を運営するユニーグループHDのM&Aです。コンビニエンスストア業界はセブンイレブンを運営する、セブンアンドアイHD、ローソン、そしてファミリーマート。この3社に追随する形でミニストップ、スリーエ
磯丸水産を買収し、飲食業界の中でもひときわ多くのM&Aに携わる「クリエイト・レストランツ・ホールディングス」。その戦略は、立地に合わせて業態を開発する『マルチブランド・マルチロケーション戦略』と言われ、現在100を超えるバラエティーに富んだレストランを運営しています。彼らはなぜこの戦略をとるに至ったのか、この戦
破竹の勢いで成長しているRIZAPグループが、TOB(株式の公開買い付け)を通じてジーンズメイトの株式を取得し、グループ化させると1月16日に発表されました。 既に大株主との公開買い付けに応じる旨の契約を締結しており、過半数となる発行済み株式の約52%を取得する見込みです。 RIZAPグループのアパレル事業を考察します
2016年10月14日、外食大手である株式会社コロワイド(証券コード:7616)は、ハンバーガー国内大手のフレッシュネスネスバーガーを展開するフレッシュネスを買収しました。コロワイドは傘下のレインズインターナショナルを通じて、フレッシュネスの株式を取得しました。何故、コロワイドはフレッシュネスを買収したのか、この買収の
2016年、トヨタ自動車は子会社であったダイハツ工業を完全子会社化し、10月にはスズキ自動車との業務提携を発表しました。 軽自動車市場のシェア1位と2位を誇る各社を、それぞれ完全子会社と提携先とした今、トヨタ自動車はどのような未来を見据えているのでしょうか。 M&Aを切り口とした同社の成長戦略について専門家視点
調剤薬局業界を揺るがした、総合メディカルとみよの台薬局のM&A。 「両者は今後どうなるのか?」 「このM&Aが調剤薬局業界に与える意味とは?」 「調剤薬局業界は今後どうなるのか?」 など、各分野の専門家がプロの視点で解説いたします。
2016年8月12日、日本のお家芸と言われる、家電大手のシャープが、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されました。鴻海精密工業は約3,900億円を出資。当初、シャープは産業革新機構からの出資を受け入れる見通しと言われていましたが、最終的に支援額を上積みした、鴻海精密工業に軍配があがりました。スマートフォンや薄型テレビ
2016年5月、三菱自動車を日産自動車が傘下に加えました。当時の三菱自動車はデータ不正問題に揺れており、また日産自動車の出資金額も2,300億円と巨額になったことから、日本はもとより世界にも大きなインパクトを与えました。このM&Aは具体的にはどんな手法が用いられたのか、この買収にはどんな意味があるのか、これから日本の自
「M&Aで成功している企業はどこか?」 M&Aが活発になっているというのはよく言われることですが、実際に成功している企業はどこでしょうか。 各分野の専門家がそれぞれの視点で紹介させていただきます。
完全個室のプライベートジム「RIZAP」を展開するRIZAPグループは、近年M&Aを活発に推進し、事業規模を急速に拡大しています。そのM&A戦略に着目し、「プロコメ」します。
2016年7月18日、ソフトバンクグループによる英国のARM Holdings plcの買収に関するリリースが発表されました。その買収総額は約240億ポンド、当時レートで約3.3兆円と、M&A自体の目的以上に、その巨額な買収金額に多くの注目が集まりました。