プロコメ

2018.1.17

結果にコミットする RIZAPグループのM&A戦略

2018.1.17

RIZAPグループのM&Aをまとめてみた

照井 久雄
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「結果にコミットする」でおなじみのRIZAPは、M&Aを活用して成長している企業の一つであります。特にこの5年間は、M&Aを活発に行い成長してきております。まず、はじめに、この5年間にM&Aをした企業をまとめてみたいと思います。

2013年5月 エンジェリーベを買収(完全子会社化)
2013年8月 日本リレント化粧品を買収
2013年9月 ジャスダック上場企業 イデアインターナショナルを子会社化
2013年9月 馬里邑を買収
2014年1月 ジャスダック上場企業 ゲオディノスを子会社化
2014年4月 Drop Waveを子会社化
2014年5月 アンティローザを子会社化
2014年12月 エーエーディを買収
2015年3月 東証マザーズ上場の夢展望子会社化
2016年2月 タツミプランニングを買収
2016年4月 日本文芸社を買収
2016年4月 三鈴を買収
2016年5月 ジャスダックに上場するパスポート子会社化
2016年7月 東証二部に上場するマルコを子会社化
2017年2月 東証一部に上場するジーンズメイトを子会社化
2017年3月 ジャスダックに上場するぱどを子会社化
2017年4月 グループ子会社である夢展望がトレセンテを子会社化
2017年5月 東証二部に上場する堀田丸正を子会社化
2017年9月 五輪パッキングを買収
2017年12月 ビーアンドディー子会社化

この5年の主なM&Aをみただけでも上記のように多数の企業を買収して成長しております。特にこの5年、目立ったのは、上場企業を子会社化してきた活動にあります。その結果上場子会社が8社となりました。IR資料を紐解いていくと、事業の方向性が見えてきます。RIZAPグループの経営理念は、「人は変われる。」を証明する。

ビジョンは、「自己投資産業グローバルNo.1へ」

となっております。事業セグメントとすると、『美容・健康関連』『アパレル関連』「住関連ライフスタイル」『エンターテイメント』となっております。またこの事業を推進するために、必要なパートナー企業を事業セグメントとしております。また、事業基盤プラットフォームとして3つの基盤構築するということにしております。

  • テクノロジー(ビッグデータ・AI/ CRM・EC)
  • グローバルSPA(開発/調達/生産/物流)
  • RIZAP経済圏を支える顧客基盤、マーケティング等

M&Aをこの視点でみていくと、4つの事業セグメントにあわせて買収していることがよくわかります。特に、上場企業をこの4つの事業セグメントをコア企業として、成長させることで、さらにRIZAPグループが成長させるという戦略であると思われます。

2017年3月期の各セグメントの売上は、アパレル・住関連ライフスタイル関連が463億円、美容・健康関連が382億円、エンターテイメント他108億円 となっております。これを、2021年3月期には、美容健康関連を1600億円、アパレル・住関連ライフスタイル463億円、エンターテイメント他を200億円へ成長させるというビジョンを掲げております。

また、この事業の成長を支えるために、テクノロジー、グローバルSPA、マーケティングなどの企業についても積極的にM&Aをしていくと思われます。

RIZAPグループのM&A戦略の基本的考え方としては、

1.「自己投資」関連の事業領域での強みがあること。
2.「飛躍的成長」がグループシナジーにより実現可能
3.「同じ船に乗る」資本提携であること
4.「適正」な買収価格であること

ということを掲げております。

またこれらビジョンを実現するために積極的に、トップ人材の採用も進めております。

オルビスの社長として、6年間で売上高を30億円から500億円規模に急成長させた、高谷氏、ジバンシー、イブサンローラン、ウブロなど世界的ブランドの日本法人トップを20年間歴任した高倉氏などをあらたに招聘しております。RIZAPグループの今後の成長についても、基本的にはM&A戦略ということは欠かせないものと思います。また、買収した企業に対してシナジーをいかに発揮させて成長させていくかが今後非常に重要になってくるのだと思います。

最後に過去5年間の売上の推移をみていきたいと思います。

2013年3月期 178億円
2014年3月期 239億円
2015年3月期 391億円
2016年3月期 554億円
2017年3月期 961億円
2018年3月期(計画)1502億円

と急拡大しております。今後さらにビジョン実現のために、積極的な経営をしていくことと思われます。

2018年RIZAPグループがどのような戦略を行っていくのかについて、このコラムでも注目してみていきたいと思います。

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